現代のビジネスで成功するためには、IT技術の存在が欠かせない。IT技術は企業のシステムやWEBサービス、スマートフォンのアプリなど、幅広い分野で使用されているため、いくらでもビジネスチャンスとなる。また、時代に合わせて、既存サービスの利便性向上やセキュリティ対策のために、IT技術の導入を考える企業は少なくない。そのような理由から、IT技術を使いこなせるエンジニアの需要は非常に高い。
ただ、その需要の高さに対して、エンジニアの数は少なく、慢性的な人材不足に陥っているのが現状だ。さらに、IT業界は現在進行形で成長し続けているため、人材不足はしばらく待てば解消されるわけではない。それどころか、将来的に人材不足がより悪化する可能性の方が高く、数十万人単位のエンジニアが不足すると予想する調査もあるほどだ。
すでに人材が不足しているIT業界では、多くの企業がエンジニアを求めている。そのため、フリーランスのエンジニアや、ある程度年齢を重ねた人なども必要とされる可能性が高い。何らかの理由で一時的にIT業界から離れている人や、別の業界からITエンジニアに転身した人も、重宝されるかもしれない。
しかし、人材不足で需要が高いからといって、どのようなエンジニアでも仕事にありつけるというわけではない。必要とされているのは、ある程度の技術力を持ったエンジニアである。したがって、素人に毛が生えた程度では、エンジニアとしての仕事はできないだろう。ただ、確かな技術力さえあれば、多くの会社から引く手あまたの人材になれるはずである。